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help リーダーに追加 RSS 男泣き片岡引退!安藤10勝!島野徐々に回復。後任は平田コーチ?

<<   作成日時 : 2006/10/13 06:58   >>

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画像★2安打で花道飾った…男泣き片岡、別れの舞「野球に感謝します」
★球児も完全燃焼や!今季ラス投0封締め、片岡とがちっり握手
★安藤2年連続10勝!今季甲子園最終戦でスッキリ“竜倒”!
★島野二軍監督が関係者に挨拶「徐々に回復しているよ」
★宮崎オーナー、甲子園最終戦を観戦…来季の構想を明らかに
★根来コミッショナーが阪急阪神HDに球団保有の方向性を聴収


画像★2安打で花道飾った…男泣き片岡、別れの舞「野球に感謝します」

 (セ・リーグ、阪神5−1中日、最終戦、中日14勝7敗1分、12日、甲子園)甲子園が泣いた。阪神ナインも中日ナインも、みんなが泣いた。阪神・片岡篤史内野手(37)が12日の中日戦(甲子園)で、15年間の現役生活にピリオド。『6番・三塁』で出場し、2安打を放って、勝利で花道を飾った。苦しんだタテジマでの5年間だったが、野球に対する真っすぐな姿は、ファンの脳裏に、深く刻み込まれた。

 花道を男泣きで濡らした。悩み、苦しみながら戦い抜いた片岡らしい。甲子園を埋めたファン。両ベンチ前に並んだ仲間たちに見守られ、マウンドに立つ男の目から、涙が止まらなかった。

 「(阪神では)思うような成績が残せず、何度も泣きながら…泣きながら球場を後にしたこともありました。高校時代に教わった気合と根性を前面に出して戦ってきましたが、もう限界です…」

 真っすぐな言葉だった。日本ハムでの栄光、阪神での挫折。走馬灯のように頭を巡った。しかし逃げずに全力でぶつかってきた。だからこそ「夢に見た甲子園で、8歳から始まった野球人生をこれだけのファンの前で終えることができた自分は幸せ」と胸を張った。

 岡田監督に直訴し『6番・三塁』で出場した引退試合。五回に中前適時打、七回に左越え二塁打を放ち、花道を飾った。打球を追った左翼手は立浪。最後の舞台が甲子園で、親友のいる中日戦。「運命を感じた。本当に楽しいこと、悔しいことをいつも…」。嗚咽で言葉は続かなかった。

 15歳、名門・PL学園で出会った。「デカイのにカ細い奴やな」と立浪。「すごい選手や…」と片岡。そこから始まった2人。高2の冬には大不振の片岡を立浪が誘い、寮の裏山で朝5時から落ち葉を拾い、同校の教えの“徳をつむ”を毎日続けた。高3で春夏甲子園連覇を果たし、別々の道に進んだが「お互い何十年たっても、あの時と同じ気持ちのまま、やろう」と誓い合った。頻繁に連絡し合い、励まし合いながら歩んだ道。20年を経ても、何も変わらなかった。

 9月30日、甲子園。優勝を占う大一番は互いにベンチに座っていた。二回、中日の攻撃。8番・谷繁の時、投手に代わってネクストに立浪が立った。本来なら若手が担う役。それを自ら買って出て、真剣に素振りを続けた。恥も外聞もない、ただ野球への真摯な思い。一塁ベンチの片岡には、痛いほど伝わった。その裏。8番・藤本の時、林を制し、自らネクストに立った。「プロ15年で初めてやな。あいつはそういう奴や…」。首位攻防戦の影で、出番のなかったベテラン2人の見せた姿。それこそ、純粋に白球を追いかけた時代と、変わらない情熱だった。

 「生んでくれた両親、支えてくれた家族、素晴らしい先輩、素晴らしい友、素晴らしい人生…与えてくれた野球に感謝します!」。大歓声に包まれた。阪神移籍後に誕生した2人の愛息から花束を受け、立浪と抱擁を交わし、両軍ナインの胴上げで5度、空を舞った。みんな、泣いていた。最高の引退試合だった。


◆同期の37歳・片岡について阪神・桧山

「野球人としてだけでなく、彼を知れば知るほど、味がある人間だとわかる。みんなから人望もある。いいところで終われたと思う」

【あいさつ前文】

最初に、このような自分にこのような場を与えてくださった阪神球団、岡田監督、コーチ、選手、中日球団のみなさま、そして最後まで残ってくださったファンのみなさま、本当にありがとうございます。日本ハムで10年、阪神で5年。日本ハムでは土橋監督、大沢監督に使っていただき、野球人としての土台を築かせていただきました。阪神に来てからは、思うような成績が残せず、何度も泣きながら…(涙でしばらく絶句)泣きながら…球場を後にしたこともありました。高校時代に教わった、気合と根性を前面に出して、戦ってきましたが、もう限界です…(しばらく絶句)。夢に見た甲子園で、8歳から始まった野球人生を、夢舞台で、これだけのファンの前で終えることができた自分は、幸せです。生んでくれた両親、支えてくれた家族、素晴らしい先輩、素晴らしい友、素晴らしい人生…与えてくれた野球に感謝します。15年間、本当にありがとうございました!

【裏話】

片岡はこの日も新室内練習場で恒例の早出特打を終えると、報道陣を集め、コーラを配った。 「これで最後や。乾杯しよう。こうやって1つ1つ、終わっていくけれど、今まで本当にお世話になりました」。前日の会見の記事にも、番記者たちへ「いい記事を書いてくれてありがとな」と頭を下げた。 試合後の囲み取材。涙ナミダだったが、最後に「一時期は本当に怖かった阪神ファンが、最後は温かく見守ってくれた」と笑わせた。その気遣いも片岡らしかった。

★日本ハムVの日に…

 これも運命。片岡の引退セレモニーの最中に古巣の日本ハムがパ優勝を決めた。「タイミングというか縁というか。ハムでの10年間は自分を成長させてもらった。いい仲間に恵まれたし、ハム時代があったからこそ、阪神で辛いことがあってもガマンできた」。伝え聞いた片岡も、嬉しそうに目を細めていた。

★ネット裏から夫人見守る

 片岡の引退セレモニーをネット裏から見守った邦子夫人(26)は「ご苦労様というより、ありがとう、という感じです。主人の野球に対する姿勢を見て色々なことを教わりました」。野球人生で最も苦しんだ時期は、阪神へ移籍した1年目という。「環境も変化し、成績もついてこなかった」と苦労を振り返り、思わず涙。「(今後も)彼の生き方を尊敬します」。第2の人生も支えていく。

★下柳もエール

 日本ハム時代からの片岡の同僚・下柳は、セレモニーで花束を渡した。今季はもう登板がないため、練習は不参加だったが、同僚の最後の舞台に駆けつけた。「お疲れさんとしかいいようがない。2、3日前にメールのやりとりで辞めると聞いた。そのときにいっぱい泣いたからね。これから第2の人生は家族に感謝して、両親に親孝行してほしい」とエール。

★虎党の声

 片岡篤史のフィナーレ。本拠地今季最終戦。虎党の涙で聖地のスタンドは、ふやけにふやけた。

 「ようやった! 男の花道を自分で決めよった。関西魂ここにありや。最後の打席で、バットを放りあげた姿は、全盛期そのものや」と尼崎市・越前幸夫さん(36)=会社員。FA移籍がきっかけで虎ファンになった明石市・大門昌さん(45)=自営業=は「寂しすぎる。きょうの動き見てたら、まだいける。今度はコーチとして戻ってきてくれるのを待ってるで!」。“片岡ありがとう”というボードを掲げた丹波市・須々木清美さん(18)は「さすが片岡さん! 決めるときはきっちり決める。第2の人生を応援したい」と涙を浮かべてエール。試合終了後も「片岡!片岡!」の大合唱が何度もこだました。

画像★竜・立浪も涙で

 中日・立浪がPL学園の同級生・片岡の最後の一戦に男泣き。試合後のセレモニーでは花束を渡し、抱き合って涙。片岡の挨拶を聞きながら何度も涙をぬぐい、グラウンドを1周して三塁ベンチ前に来た片岡と再び抱き合い、また泣いた。

 「僕と片岡は、ただの友達じゃない。37年間生きてきて、親友を通り越した仲です。あれだけの阪神ファンの前で、あれだけのセレモニー。僕もうれしいです」

 落合監督の計らいで、3番・左翼でスタメン。七回の片岡の最終打席は、立浪の頭上を越える二塁打。「打球が伸びてた。アイツの打球が最後に僕のところへ飛んで来た。よかった…」と、しみじみと振り返っていた。


★将も気遣って…

 片岡をフルイニング起用した岡田監督は、「『最後まで出たい』と自分でいってきた。最後はヒットも出たし、体はパンパンじゃないか」と気遣った。二軍降格も検討されたが、「みんなわかっている。出る出ないじゃなく、ベンチにいるだけで違う。それでここまできたんじゃないか。若い選手も見ているし」。ひたむきに努力する姿は若手の手本で、奇跡を信じるチームの象徴。最後までベンチから外すことはしなかった。

★球児も完全燃焼や!今季ラス投0封締め、片岡とがちっり握手

 (セ・リーグ、阪神5−1中日、最終戦、中日14勝7敗1分、12日、甲子園)最後は、この男しかいない。ペナントレースの熱が冷めやらぬマウンド。虎ファンの大歓声の中、藤川が仁王立ち。甲子園最終戦となった竜虎対決を、締めくくった。

 「片岡さんの引退試合?  こういう場にいられて幸せです」

 4点リードの九回から登板。セーブもホールドもつかない場面だったが、お世話になった先輩の花道を汚すわけにはいかない。いきなり立浪にストレートの四球を与え、一死一、二塁とされたが、後続はピシャリ。駆け寄る片岡と、がっちり握手を交わした。

 「今季最後? そうなると思う」。球児は、今季最終登板だったことを明かした。63試合登板、5勝0敗17S、防御率0.68で投げ納めだ。

 岡田監督も「甲子園で最後やったからな。きょうで最後。もう休ますよ」。熱い声援を送ってくれた虎党への感謝を込めてのラスト起用だった。

 昨年、80試合登板の日本記録を樹立した鉄腕。今季は勤続疲労に襲われた。右肩の張りがとれない。変化球を多投し、ごまかしながらやってきた。シーズン終了後はオーバーホールを兼ねて、福岡県内の病院に入院する。

 35ホールドポイントは横浜・加藤に並びトップタイ。2年連続のホールド王も見えていた。横浜も、あと2試合。タイトルよりも、完全復活を選択した。

 「来年はきっちり投げられるようにしたい」という球児。火の玉完全復活へ、一足早くオフに入る。

画像★安藤2年連続10勝!今季甲子園最終戦でスッキリ“竜倒”!

 (セ・リーグ、阪神5−1中日、最終戦、中日14勝7敗1分、12日、甲子園)連勝街道を駆け抜け、有終のゴールに滑り込んだ。憎き竜を倒した安藤が、7連勝(先発では6連勝)で2年連続2ケタ10勝目。試行錯誤の1年を、最高の形で締めくくった。

 「中日に2勝? 去年から苦にしてなかった。中日は絶対、来年もライバルになる。2戦2勝は自信になる」

 10勝右腕は、眼光鋭く来季をにらんだ。甲子園最終戦、片岡の引退試合、最後の竜虎決戦…。様々な要素が絡んだマウンドで、勝利だけを追い求めた。福留、ウッズらが欠場した打線を、森野のソロアーチのみに抑えて7回1失点。打っては二回二死二、三塁で、自ら右前に先制タイムリーを放った。

 9月17日の対戦では、7回無失点。ナゴヤDでの連敗を10で止めた。今季、先発では中日に2戦2勝。昨年も2勝0敗と、2年間負け知らずだ。

 「今後の判断材料になるかもしれない」と久保投手コーチ。来季も覇権を争うライバルとの戦いに、心強い存在だ。

 試行錯誤だった今シーズン、安藤は2度の二軍落ちを経験した。昨年、先発転向1年目で11勝を挙げた。さらなる進化を求め、ツーシームの習得に着手した。だが、直球のキレを失い、結果が付いてこない。「なんか、自分でも分からなくなった…」。再調整を行う鳴尾浜でそうつぶやいた。

 心の迷いを打ち消すために、ひたすら走り込んだ。炎天下で流した汗が、先発、リリーフとフル回転した終盤に生きた。

 「9勝と10勝で終わる違いはピッチャーが一番分かってるはず。後半は特によかった」と岡田監督は、後半戦の巻き返しを称えた。

 久保田の骨折や竜追撃のスクランブル態勢で、何度もブルペン待機した。竜に2ゲーム差に迫った8日の巨人戦(甲子園)にも、中3日でリリーフ登板。「慣れているから大丈夫」と特攻登板にも嫌な顔ひとつせず、仕事をこなした。日焼けのあとがまだ残る男の奮投を、野球の神様はちゃんと見ていた。


★片岡の引退に花

 安藤は節目の10勝で“同期”片岡の引退にも花を添えた。「きょうは負けられなかったんで、よかった。打球もうまく飛んだでしょ」と4度の守備機会も演出?

 「片岡さんとは同じ年(02年のFA移籍とドラフト自由枠)に入った。同期といったら失礼かもしれないけどね。ジーンときたし、いろんな思いがあります。これからもがんばれよっていわれました」とシンミリ。

★島野二軍監督が関係者に挨拶「徐々に回復しているよ」

 病気療養中の阪神・島野育夫二軍監督(62)が12日、甲子園を訪れ、岡田監督ら関係者に挨拶。「甲子園最終戦やし、片岡の最後やから、見させてもらうわ」と、試合を途中まで観戦した。

 体調面を考慮し、来季のポストは、一、二軍を巡回したり、コーチを指導するような立場の“特命コーチ”などが検討されている。「1日1日よくなっている。心配してもらうのはありがたいけれど、徐々に回復しているよ」と元気に話し、「(今後の話は)これからやけれど、オレも意地を張る必要はないし。チームがいい方向へ行けばいい」と続けた。全日程終了後に正式決定するためが、配置転換された場合は、後任の二軍監督には平田勝男ヘッドコーチ(47)が有力候補に挙がっている。

★宮崎オーナー、甲子園最終戦を観戦…来季の構想を明らかに

 宮崎オーナーは12日、試合前の甲子園球場で、来季の組閣についての構想を明らかにした。「コーチ、スタッフについては全試合が終われば、発表できると思う」。2位に終わったチームについては「最後のスリリングな展開にお客さんは、ご納得されていると思うが、(本塁打など)数字の上ではすべての部分で中日が上。オフに反省して、すべての数字を上げていきたい」と総括した。 

 試合後は甲子園最終戦の白星に「いい試合だった。(片岡の引退)セレモニーもよかった。相手の選手も胴上げに加わっていた。気分よく帰れる」。と、ご満悦だった。

★シーツ、ウィリアムス、ダーウィン残留

 阪神のアンディー・シーツ内野手(34)、ジェフ・ウィリアムス投手(34)、ダーウィン・クビアン選手(33)の3選手が来季も残留することが12日、分かった。「3選手とは来季も契約? もちろん」と黒田編成部長が明言した。

 移籍2年目のシーツは、不動のクリーンアップとして、打率3割をキープ。ダーウィンは、開幕から一軍に定着。貴重な中継ぎ右腕として49試合に登板し、来日初勝利を含む1勝2敗2Sと成長を示した。左ひざ手術のため出遅れたウィリアムスは、セットアッパーとして46試合で2勝2敗2Sと4年目の貫禄を見せた。3選手は近日中にも帰国する予定だ。

★観客動員数増加

 阪神は12日の中日22回戦で今季の主催試合(73試合)を終え、観客動員数は315万4903人と、リーグ優勝した昨年の313万2224人を上回ったと発表した。

★根来コミッショナーが阪急阪神HDに球団保有の方向性を聴収

 プロ野球の根来泰周コミッショナー(74)が12日、阪神の親会社の阪神電鉄と阪急ホールディングスの経営統合が球団保有者の変更と判断され、30億円の負担を求められた問題で、大阪市の阪急阪神HDに角和夫社長(57)を訪ね、新会社の状況や今後の球団保有の方向性などを聞いた。

 阪急阪神HDの広報によると、角社長は「球団の継続保有のスタンスに変わりはない」と説明したという。会談の内容は30億円の減免や免除などを話し合う日本野球機構の理事会に報告される。また根来コミッショナーは同日、阪神電鉄の坂井信也社長(58)とも会談した。

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